← 左側に一覧メニューがなければ
こちら
をクリック
産んでいいドットコム 〜 出生前診断

胎児に障害が見つかったとき

ダウン症は家族を苦しめる

 > 

本当の苦しみは将来やって来る


通常の子供との対比

以下のグレーの文章は他のページと重複している文章なので、すでに他のページで読んでいる人は読み飛ばしてください。

以下のダウン症とは完全型と転座型だけを指し、モザイク型は含みません。また、以下の記述は症状や性質がダウン症と似た他の障害にも該当します。しかし、発生頻度が高い主な障害の中ではダウン症だけが該当します。

→ 完全型・転座型ダウン症
→ モザイク型ダウン症

通常の子供は小さなうちは全面的に親の助けを必要としています。しかし、小学生になる頃には親の負担は徐々に減り、中学生になる頃には経済的にはともかく、身体的には自立し、親の身体的な負担はなくなります。

成人後か就職後、結婚後には経済的にも自立し、親の経済的な負担もなくなります。最終的には身体的にも経済的にも息子や娘が年老いた親を世話することになるのです。

しかし、ダウン症は小学生や中学生になっても親の負担はそれほど減らないのです。たとえば、親が忙しいときに通常の小学生や中学生ならばひとりで買物に行ってもらえます。しかし、ダウン症は成人でも困難なこともあります。ダウン症と通常の子供に決定的な差が生じるのはある程度成長してからなのです。

ダウン症は隣人や施設の職員には実害を与えないかも知れません。しかし、家族には実害を与えるのです。もし、ダウン症は他の障害よりも扱いやすいと言う施設の職員がいればその人は小さなダウン症しか知らないかダウン症の家族が受けている本当の苦しみを知らない気楽な立場の第三者なので、そう言っていられるだけなのです。

→ 本当に自閉症よりも扱いやすいのか

ダウン症は中学生になってもひとりで外出できないことや公共の場所でニタニタと笑いながら性器や肛門をいじくることがあり、症状が重いと成人後も入浴のたびに身体を洗ってあげなければならないことや入浴中に大便を漏らして浴槽の湯を汚すこともあり、退行や若年性アルツハイマーを発症して机や椅子を叩き壊すこともあるのです。

→ 早ければ青年期にも始まる退行
→ 家族に暴力を振るうこともある
→ ダウン症を産む行為は加害行為に該当する

家族の苦しみは長期的に考える必要があるのです。というのは、本当の苦しみは将来やって来るからです。綺麗事で片付けられる問題ではないのです。また、ダウン症の家族が苦しむのは社会のあり方が原因ではありません。社会を改善してもダウン症が生まれると家族が苦しむことになるのです。

→ 社会を改善しても家族は苦しむ