以下の
グレーの文章は他のページと重複している文章なので、すでに他のページで読んでいる人は読み飛ばしてください。
以下のダウン症とは完全型と転座型だけを指し、モザイク型は含みません。また、以下の記述は症状や性質がダウン症と似た他の障害にも該当します。しかし、発生頻度が高い主な障害の中ではダウン症だけが該当します。
→ 完全型・転座型ダウン症
→ モザイク型ダウン症
正当性とは法律的な意味ではありません。法律的な意味では本当の理由に関わりなく、建前上は経済的な理由などとして扱われます。法律で明示されているかどうかは別とし、中絶の本当の理由には不倫の妊娠や高校生の妊娠、経済的な理由、胎児の障害などがあります。
しかし、よく考えると強姦の妊娠と母体生命保護以外の全ての中絶は親の勝手な都合なのではないでしょうか。
たとえば、不倫の中絶は不倫を旦那に知られたくないからです。高校生の中絶は性行為を親や学校に知られたくないからです。どちらも自己保身のための親の勝手な都合の中絶です。経済的な理由の中絶も自分が経済的に困りたくないからという親の勝手な都合の中絶です。胎児側には何の責任もありません。
不倫を旦那に知られたくないから、経済的に困りたくないからという理由の中絶が社会的に認められるものならば家族を苦しめたくないから、家庭を崩壊させたくないからという理由のダウン症の中絶も認められて当然です。
ダウン症は隣人や施設の職員には実害を与えないかも知れません。しかし、家族には実害を与えるのです。もし、ダウン症は他の障害よりも扱いやすいと言う施設の職員がいればその人は小さなダウン症しか知らないかダウン症の家族が受けている本当の苦しみを知らない気楽な立場の第三者なので、そう言っていられるだけなのです。
→ 本当に自閉症よりも扱いやすいのか
ダウン症は中学生になってもひとりで留守番できないことや公共の場所で口を開けてベロンと舌を出しながらバタバタと手足や頭を振り動かすことがあり、症状が重いと成人後もトイレのたびにお尻を拭いてあげなければならないことや就寝中に大便を漏らして寝巻や寝具を汚すこともあり、退行や若年性アルツハイマーを発症して家族に暴力を振るうこともあるのです。
→ 早ければ青年期にも始まる退行
→ 家族に暴力を振るうこともある
→ ダウン症を産む行為は加害行為に該当する
そのため、家族を苦しめたくないから、家庭を崩壊させたくないからという理由のダウン症の中絶は少なくともそれ以外の中絶よりは正当性があるのではないでしょうか。ダウン症の中絶は胎児側に原因があるので、親の勝手な都合の中絶ではありません。
もちろん、胎児の障害が理由の全ての中絶に正当性があるわけではありません。家族を苦しめない(苦しめる可能性が極めて低い)障害ならば正当性はないでしょう。しかし、数十年もの長期間にわたって家族を苦しめ続けるダウン症の中絶は少なくともそれ以外の中絶よりは正当性があるのです。
→ 社会を改善しても家族は苦しむ
また、ダウン症が家族に経済的な負担をかけるのは事実なので、経済的な理由によるダウン症の中絶は合法行為です。
もし、ダウン症の中絶は容認しないけどそれ以外の中絶ならば容認すると言う人がいればその人は家族を苦しめる(苦しめる可能性が極めて高い)胎児の中絶は容認しないけど家族を苦しめない(苦しめる可能性が極めて低い)胎児の中絶ならば容認すると言うのと同じくらいおかしなことを言っていることになるのです。