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産んでいいドットコム 〜 出生前診断

胎児に障害が見つかったとき

出生前診断の是非

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その他


ダウン症の親と身体障害者や被差別者は反対する理由が異なる

以下のグレーの文章は他のページと重複している文章なので、すでに他のページで読んでいる人は読み飛ばしてください。

以下のダウン症とは完全型と転座型だけを指し、モザイク型は含みません。また、以下の記述は症状や性質がダウン症と似た他の障害にも該当します。しかし、発生頻度が高い主な障害の中ではダウン症だけが該当します。

→ 完全型・転座型ダウン症
→ モザイク型ダウン症

以下の記述は一般論なので、必ずしも全てのダウン症の親と身体障害者や被差別者が出生前診断に反対しているわけではないことを予めご了承ください。

ダウン症の親と身体障害者や被差別者はどちらも出生前診断に反対しています。しかし、反対する理由が異なるので、意見の細部は異なります。

→ 親も被害者
→ 親が反対する本当の理由1
→ 親が反対する本当の理由2
→ 親が反対する本当の理由3
→ 身体障害者が反対する理由
→ 身体障害者独自の感覚1
→ 身体障害者独自の感覚2
→ 身体障害者独自の感覚3
→ 被差別者が反対する理由

ダウン症の親は出生前診断そのものではなく、国や自治体が出生前診断を推進することに反対しているのに対し、身体障害者や被差別者は出生前診断そのものに反対しているのです。ダウン症の親は個人が自分の裁量で出生前診断を受けることは容認するのに対し、身体障害者や被差別者はそれにも反対するのです。

ダウン症の親と身体障害者や被差別者の意見が最も対立するのはダウン症の子供を殺した母親に対する対応です。ダウン症の親はその母親に同情するのに対し、身体障害者や被差別者はその母親に憤慨するのです。

過去に実際にあった事例として1970年に障害児(ダウン症ではありません)を殺した母親がいました。そのとき、障害児の親はその母親の減刑を求める署名活動を行ったのに対し、身体障害者はその母親を厳重に処罰してほしいと裁判所に求めたのです。