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産んでいいドットコム 〜 出生前診断

胎児に障害が見つかったとき

ダウン症の家族の苦しみ

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兄弟と親戚の苦しみ


親の手が回らなくなる

以下のグレーの文章は他のページと重複している文章なので、すでに他のページで読んでいる人は読み飛ばしてください。

以下のダウン症とは完全型と転座型だけを指し、モザイク型は含みません。また、以下の記述は症状や性質がダウン症と似た他の障害にも該当します。しかし、発生頻度が高い主な障害の中ではダウン症だけが該当します。

→ 完全型・転座型ダウン症
→ モザイク型ダウン症

ダウン症が生まれると親がダウン症にかかりっきりになる必要が生じるので、親の手が他の兄弟にまで回らなくなります。そのため、兄弟は通常ならば受けられたはずの親からのサポートを受けられなくなり、辛い思いをすることになります。ダウン症の兄弟がいなければ起こらなくて済んだ悲劇です。

たとえば、通常の子供がふたりいる家庭で片方の子供が病気を患うと病気が治るまでは親が病気の子供にかかりっきりになる必要が生じるので、親の手がもうひとりの子供にまで回らなくなります。そのため、病気が治るまではもうひとりの子供は我慢を強いられます。

しかし、それは病気が治るまでの一時的なものです。その苦しみがいつまでも続くわけではありません。しかし、ダウン症が生まれると兄弟はその苦しみをいつまでも味わい続けることになるのです。それが兄弟にとってはどれほど辛いことかが分かると思います。