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胎児に障害が見つかったとき

ダウン症の家族の苦しみ

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母親の苦しみ


大切な友人を失う

以下のグレーの文章は他のページと重複している文章なので、すでに他のページで読んでいる人は読み飛ばしてください。

以下のダウン症とは完全型と転座型だけを指し、モザイク型は含みません。また、以下の記述は症状や性質がダウン症と似た他の障害にも該当します。しかし、発生頻度が高い主な障害の中ではダウン症だけが該当します。

→ 完全型・転座型ダウン症
→ モザイク型ダウン症

ダウン症が生まれると母親が大切な友人を失う可能性が高くなります。もちろん、必ず友人を失うという意味ではありません。しかし、友人を失う可能性が確実に高くなるのです。ダウン症の子供がいなければ起こらなくて済んだ悲劇です。

ダウン症が生まれると母親は今まで一緒に食事や買物、旅行などを楽しんで来た友人から声がかかりにくくなります。誘ってもらえなくなる可能性が高くなるのです。そのとき、あの人にはダウン症の子供がいるから誘うのはやめようと申し合わせるのではなく、暗黙の了解のうちに誰も声をかけなくなることが多いのです。

というのは、ダウン症の母親とは関わりたくないという意識が無意識のうちに働くからです。そのため、母親は友人とは疎遠になって大切な友人を失い、交友関係はダウン症の親仲間に限られるという悪循環にはまりやすくなるのです。

また、ダウン症が生まれると通常の母親だけではなく、身体障害や被差別属性がある母親も大切な友人を失うことになるので、注意する必要があります。というのは、ダウン症の母親とは関わりたくないという意識は身体障害者や被差別者にも容赦なく襲いかかるからです。

→ 身体障害がある家族も苦しむ
→ 被差別属性がある家族も苦しむ