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産んでいいドットコム 〜 出生前診断

胎児に障害が見つかったとき

出生前診断の概要

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検査の精度


感度・特異度・陽性的中率・陰性的中率

精度とは通常は感度と特異度を指し、ときには陽性的中率と陰性的中率を含むこともあります。

感度とは異常がある人のうち正しく陽性と判定される人の比率を指します。たとえば、異常がある100人のうち90人が正しく陽性と判定されれば感度は90%になります。特異度とは異常がない人のうち正しく陰性と判定される人の比率を指します。

陽性的中率とは陽性と判定された人のうち本当に異常がある人の比率を指します。たとえば、陽性と判定された100人のうち70人に本当に異常があれば陽性的中率は70%になります。陰性的中率とは陰性と判定された人のうち本当に異常がない人の比率を指します。

同じ検査でも検査を受ける集団のうち異常がある人の比率で陽性的中率と陰性的中率は変化します。

たとえば、感度が80%、特異度が90%の検査を【表1】のように異常がある10人と異常がない90人の合計100人が受けると異常がある8人(10人×0.8)と異常がない9人(90人×0.1)の合計17人が陽性と判定され、陽性的中率は47%(8人/17人)、陰性的中率は98%(81人/83人)になります。

しかし、同じ検査を【表2】のように異常がある30人と異常がない70人の合計100人が受けると異常がある24人(30人×0.8)と異常がない7人(70人×0.1)の合計31人が陽性と判定され、陽性的中率は77%(24人/31人)、陰性的中率は91%(63人/69人)になります。

【表1】


【表2】