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胎児に障害が見つかったとき

ダウン症は家族を苦しめる

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ダウン症の特性


身体障害者や被差別者とは同列では語れない

以下の記述は主に身体障害者や被差別者に向けたものです。また、以下のグレーの文章は他のページと重複している文章なので、すでに他のページで読んでいる人は読み飛ばしてください。

以下のダウン症とは完全型と転座型だけを指し、モザイク型は含みません。また、以下の記述は症状や性質がダウン症と似た他の障害にも該当します。しかし、発生頻度が高い主な障害の中ではダウン症だけが該当します。

→ 完全型・転座型ダウン症
→ モザイク型ダウン症

以下のいびつなリンゴとは色や形が通常とは異なるだけのリンゴを指します。色や形が異なることを除き、何の遜色もないという意味です。軽蔑的な意味や批判的な意味ではないことを予めご了承ください。

ダウン症と身体障害者や被差別者は同列で語るわけにはいきません。以下のようにリンゴを擬人化した比喩で説明します。身体障害者や被差別者はいびつなリンゴです。腐ったリンゴではありません。

いびつなリンゴは同じ箱のリンゴに実害を与えるわけではありません。しかし、腐ったリンゴは存在しているだけで同じ箱のリンゴに実害を与え、腐らせるのです。そのため、その違いは大きく、根本的に性質が異なるので、同列で語るわけにはいかないのです。

いびつなリンゴは不味いわけでもありません。ときには通常のリンゴよりも美味しいこともあります。しかし、腐ったリンゴは不味いだけではなく、食べるとお腹を壊すことになるのです。

しかし、いびつなリンゴは色や形が異なるので、差別されることもあるでしょう。同じ箱にいびつなリンゴが混ざるのを嫌がるリンゴもあるでしょう。もちろん、いびつなリンゴに対する差別は不当です。しかし、実際にはそういう差別が存在しています。

いびつなリンゴは差別を受けて苦しんでいるので、差別をなくし、自分を共存させろと要求します。それは正当な要求です。というのは、いびつなリンゴは同じ箱のリンゴに実害を与えるわけではないからです。

しかし、いびつなリンゴが自分を共存させろと要求するときに犯しやすい過ちがひとつあります。それは自分だけではなく、腐ったリンゴまで共存させろと要求する傾向があることです。

自分だけではなく、腐ったリンゴまで共存させろと要求するのは不当です。というのは、腐ったリンゴは存在しているだけで同じ箱のリンゴに実害を与え、腐らせるからです。

いびつなリンゴは自分を差別する通常のリンゴに対して怒りを感じています。そのため、通常とは異なる異質なリンゴ同士という仲間意識が無意識のうちに働くので、腐ったリンゴまで仲間と認識し、自分だけではなく、腐ったリンゴまで共存させろと要求するのです。

いびつなリンゴは自分と腐ったリンゴの違いは大きく、根本的に性質が異なることに気付いていないのです。そのため、腐ったリンゴまで共存させろと要求するのです。

通常のリンゴはいびつなリンゴとは共存できても存在しているだけで自分を腐らせる腐ったリンゴとは共存するわけにはいかないのです。そのため、腐ったリンゴまで共存させろと要求すると反発され、結果的には腐ったリンゴだけではなく、それを要求した自分まで拒絶されることになるので、注意する必要があります。

腐ったリンゴとは共存したくないと言うリンゴは必ずしもいびつなリンゴまで拒絶しているわけではないのです。しかし、いびつなリンゴは、あたかも自分まで拒絶されるかのように誤解するのです。

通常の人は身体障害者や被差別者とは共存できても存在しているだけで自分や家族を苦しめるダウン症は産むわけにはいかないのです。そのため、ダウン症でも産めと要求すると反発され、結果的にはダウン症だけではなく、それを要求した自分まで拒絶されることになるので、注意する必要があります。

ダウン症は産みたくないと言う人は必ずしも身体障害者や被差別者まで拒絶しているわけではないのです。しかし、身体障害者や被差別者は、あたかも自分まで拒絶されるかのように誤解するのです。

同じ昆虫だからといって、同じ部屋でカブトムシとは共存できてもスズメバチとは共存するわけにはいかないのと同じです。

身体障害者や被差別者は周囲の人に実害を与えるわけではありません。しかし、ダウン症は存在しているだけで家族に実害を与え、数十年もの長期間にわたって家族を苦しめ続けるのです。そのため、その違いは大きく、根本的に性質が異なるので、同列で語るわけにはいかないのです。

もちろん、身体障害者も家族に負担をかけることはあります。特に小さなうちはダウン症よりも家族に負担をかけることもあるでしょう。しかし、身体障害者は通常は最終的には自立し、家族の負担はなくなります。ときには身体障害がある息子や娘が年老いた親を世話することもあるのです。

そのため、身体障害者や被差別者が社会に対して自分を共存させろと要求するのは正当です。しかし、通常の人に対してダウン症でも産めと要求するのは不当なのです。

もし、通常の人に対してダウン症でも産めと要求する人がいればその人は通常のリンゴに対して腐ったリンゴと共存しろと要求するのと同じくらいおかしなことを要求していることになるのです。