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胎児に障害が見つかったとき

ダウン症は家族を苦しめる

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ダウン症の特性


本当に自閉症よりも扱いやすいのか

以下のグレーの文章は他のページと重複している文章なので、すでに他のページで読んでいる人は読み飛ばしてください。

以下のダウン症とは完全型と転座型だけを指し、モザイク型は含みません。また、以下の記述は症状や性質がダウン症と似た他の障害にも該当します。しかし、発生頻度が高い主な障害の中ではダウン症だけが該当します。

→ 完全型・転座型ダウン症
→ モザイク型ダウン症

ダウン症が自閉症よりも扱いやすいのは事実です。もちろん、自閉症スペクトラムの中の全ての自閉症を一括して扱うわけにはいきません。というのは、症状が重いか軽いかが重要だからです。しかし、通常はダウン症の方が自閉症よりも扱いやすいのは事実です。

というのは、自閉症は症状が軽くても通常の人には理解できない奇妙なことに固執して家族を困らせることがあるからです。たとえば、色も形も同じリンゴの中の特定のひとつを食べたがることや電車で特定の車両の特定の場所に座りたがることがあるのです。

しかし、ダウン症が自閉症よりも扱いやすいのは小さなうちだけの一時的なものなので、注意する必要があります。というのは、長期的にはダウン症の方が自閉症よりも家族に負担をかけることが多いからです。

というのは、自閉症は症状が極めて重くない限り、通常は最終的にはそれなりに自立できることも多いので、小さなうちはダウン症よりも家族に負担をかけても成長するごとに家族の負担が減っていくからです。しかし、ダウン症は自立できないので、成長するごとに家族の負担が増えていくのです。

もちろん、自閉症が家族に負担をかけないという意味ではありません。しかし、長期的にはダウン症の方が自閉症よりも家族に負担をかけるのです。

ダウン症は小さなうちは大人しいので、ダダをこねることや親に反発することはほとんどありません。そのため、小さなうちは扱いやすいのです。しかし、成長するごとに家族の負担が増えていくのです。

→ 小さなうちは可愛くて当然

そのため、小さなうちだけを比較してダウン症は自閉症よりも扱いやすいと短絡的に判断するのは危険なので、注意する必要があります。

また、ダウン症の親や関連組織の中には長期的にはダウン症の方が自閉症よりも家族に負担をかけることを知りながらも、症状が極めて重い自閉症や小さなうちだけを比較してダウン症は自閉症よりも扱いやすいと強調したがる人もいるので、注意する必要があります。

極めて軽微な初期の癌と風邪をこじらせて亡くなった人を比較して癌は風邪よりも軽いと強調するのと同じです。